虹の橋は、エドナ・クライン=リーキーが1959年に著した散文詩に付けられた便宜的名称または、詩中に登場する架空の場所を指します。この詩はペットの死後の世界を歌っており、飼い主とペットが再会する場所として描かれています。
虹の橋は、ペット愛好家の心を癒す詩で、ペットが死後の世界で飼い主と再会する場所を描いています。この詩は作者不詳であり、悲しみや喪失を抱える人々に広く知られています。
虹の橋の詩
天国には「虹の橋」と呼ばれる場所があります。
飼い主にこよなく愛されていた動物は全て、この虹の橋に集まります。
誰もが皆、走り回ったり遊んだり出来るよう、ここには草原や小高い丘があります。
食べ物も飲み水も豊富にあり、太陽が暖かく照り付けてとっても心地よい場所です。
病気や老いで弱っていた動物たちは、全て元の元気な体に戻ります。
傷ついたり体が不自由だった動物たちも、全て健康で活力に満ちた体を取り戻します。
それはちょうど、飼い主がペットが元気だった頃を懐かしむときの姿です。
動物たちは皆満ち足りており、何の不満もありません。
でも、たった一つだけ、気がかりなことがあります。
それは一緒に虹の橋に連れてくることの出来なかった、飼い主であるあなたのことです。
動物たちはみんな仲良く集まってはしゃぎ回りますが、
そのうちふと足を止めて遠くを見つめるときが来るでしょう。
やがて瞳がらんらんと輝き、体が震えだしたかと思うと、
突然仲間のもとから離れて緑の草原を駆け抜け、飛ぶように走りに走るのです。
そう、あなたを見つけたのです。
特別な感情で結ばれたあなたと友達は、とうとうこの場所で再会を果たし、
もう二度と別れることのない新たな出会いに胸を躍らせます。
友達はあなたの顔にキスの雨を降らせ、
あなたも懐かしい友達の体を撫でて長いこと見ることの無かったその瞳を見つめます。
片時も忘れることの無かったその瞳を。
そうしてあなたと友達は、共に虹の橋を渡るのです。
虹の橋の向こうにいる愛犬に胸を張って会えるように
愛犬とのお別れはとても悲しく寂しいものです。
何年たっても乗り越えられない人もいます。それでいいのかもしれません。
大事なのは、いつか愛犬と再会したときに
「ちゃんと、生きていたよ」
と、言える生活をすることなのかもしれません。
「私が行くまで、もうちょっと待っててね!」