うさぎを飼ってはいけない、10の理由
うさぎを飼ってはいけない?
うん……
飼う前に知っておいた方が
いいってこともあるしね
「こんなつもりじゃなかった」って
ならないように?
うん。
そういうことだね
におい
うさぎはおしっこの量が多く、臭いも強いです。
処理をきちんとしないと、部屋中がおしっこ臭くなりますので、1日1~2回はトイレ掃除をしなくてはなりません。
牧草
うさぎの主食は牧草(チモシー)です。
アルファルファというマメ科の牧草をおやつにあげることもありますが、基本的にはチモシーというイネ科の栄養素の少ない牧草を食べます。
その牧草は、うさぎが食べるときにすのこの下に落ちたり、ケージの網から外へ出てきたり……
小さなお子様や、犬猫と同居する場合には(そもそもあまりお勧めはしませんが)、食べてしまったりしない様に気を付けなければなりません。
抜け毛
うさぎは、換毛期があります。
換毛期は年に2回です、と言いたいのですが、普段からそこそこ毛が抜けます。
抜け毛がケージの隅についたり、部屋に落ちてしまうことはもちろんですが、後述する「毛球症」という、毛が腸に詰まってしまう病気にもなってしまいます。
予防でブラッシングをすることが必要になるので、子うさぎのうちから馴らしておくといいでしょう。
部屋んぽ
ケージに入れっぱなしだと、ストレスになりますし、運動不足にもなります。
だからと言って、外へ連れて行く必要はありませんが、部屋の中で散歩をする必要があります。
ただ、うさぎは、家具やコードをかじります。
コードを齧ることはうさぎが危険なだけではなく、火事の危険も伴います。
部屋んぽと呼ばれるお部屋でのお散歩をするときには、目を離さないようにするか、サークルなどで囲った空間で遊ばせるようにしましょう。
爪切り
うさぎの詰めは伸びます。
ご自分で切れない時には、プロに頼みましょう。
伸びすぎると、指ごと曲がってしまったり、爪が根元から折れてしまったりとても危険です。
販売店や動物病院で切ってもらえます。(1000円程度です)
病院
うさぎは、エキゾチックアニマルといって、犬猫とは別に分類される生き物になります。
動物病院によっては、犬猫しか診れません、という病院もありますので、事前に確認が必要です。
うさぎを飼い始めえる前にできれば病院は調べておくといいでしょう。また、販売店で紹介してもらえることもあるので、相談してみてください。
毛球症(もうきゅうしょう)
先に述べた通り、毛が腸に詰まる病気です。
だんだん便が小さくなったり、毛が混じった便が出て来たります。
そのまま放置していると、便秘のせいで食欲がなくなり、最悪死に至ります。
うさぎは、3日食べないと死んでしまうといわれるくらい、栄養をため込めない体質です。
予防としては、こまめなブラッシングで毛を飲み込まないようにすることと、毎日のおやつでドライフルーツを数粒食べさせることです。
おやつ売り場で【毛球症予防!】と書いてあるものがあるので、そういうものを選んであげましょう。
毛球症の予兆が見られたときには、すぐに病院へ行って診察を受けてください。
骨折
うさぎの骨はとても弱いです。
【常に骨粗鬆症】と言われるくらい、スカスカの骨をしています。
硬い床で、自分ではねて骨を折る、とか、脚ダン(怒ったときの表現)で脚を折るとか、まあまあ聞きます。
なので、抱っこしたまま立って移動するときなどは、絶対に落とさないように気を付けてください。
寿命
うさぎの寿命は7~10年程度と言われています。
10年生きてくれたら長生きと言われるレベルです。
人間からした短いその寿命を、全うさせてあげられるように、精一杯お世話してあげてください。
かわいい
うさぎはとても可愛いです。
表情は読みにくいかもしれませんが、行動で感情を表してくれます。
撫でてほしくて甘えてもくれますし、部屋んぽ中に後をついて来る姿や、おやつが欲しくてハウスをしたり、ちょっと芸をしてくれたり………
機嫌が悪いと「ブーブー」と鳴くこともありますが、興奮したときもそのように鳴くようです。
気に入らないことがあると、脚ダンをして表現しますし、あの小さな瞳も、よく見ると表情があるんですよ。
あとは、ふわふわの毛の触り心地。
あれは、たまらないですね。
まとめ
さて、上記に上げた「飼ってはいけない理由」何か一つでも引っ掛かりましたか?
それでいいのです。最初から全部受け止められるなんて、そんなのは幻想です。
それでもうさぎを飼育したい、と思うのであれば、うさぎの幸せな生活に向けていろいろ勉強をしましょう。
私は実は、「牧草が部屋に落ちる」のがとても苦手です。
犬がいるので、実際に飼育することは無いのですが、うさぎを飼育したとなったら、その牧草が落ちることに対しては何か対策をしなくてはならないと思っています。
そうやって、自分なりの対策を講じながら飼育するのが大事だと思いますよ。