犬の健康と清潔を保つために、犬のシャンプーは重要です。
間隔は1~2か月に一度。犬種によっては、トリミングと言って、毛をカットすることも必要になります。
日常生活の中で外部からの汚れや臭いを取り除くだけでなく、定期的なシャンプーは犬の皮膚や被毛の健康を保つ役割もあります。
犬のシャンプー&トリミングはどうすればいいの?
短毛種はシャンプーだけで大丈夫
毛の短いビーグルや柴・フレンチブルドッグ・パグなどは、カットをする部分が無いのでシャンプーだけで大丈夫です。
こういう犬種は外へ散歩へ良く行くというのと、体臭が出やすい子が多いため、飼い主さんはとても気になると思います。
しかし、気になるからと言って毎週入れてしまうのは良くありません。
通常は1~2か月に一度で大丈夫です。
抜け毛の気になる時期は、もう少しマメに入れてもいいかもしれません。
最大入れるとしても、2週に一度。(獣医から指導を受けている場合はこの限りではありません)
シャンプーはしすぎてしまっても、大事な体の表面の皮脂も洗い流してしまい、逆に乾燥したり皮膚が弱くなったりします。
また、シャンプー選びも大事。
短毛種は皮膚が敏感な子が多いので、あまりにもお安いシャンプーや人間用のシャンプーは使わない方が良いのです。だからといって、お高いシャンプーなら何でもいいのかと言われるとそうでもないこともあるので、300mlで2000円前後のシャンプーを選ぶのが無難です。
すでに皮膚疾患や気になるところがある場合には、一度獣医の診察を受けて、どのような状態なのか確認をし、その症状に合ったシャンプーを選びましょう。
中長毛種は、飼い主さんのよってトリミングをすることも
ロングコートチワワや、ロングコートダックス・パピヨン・ペキニーズ・ポメラニアンなどの犬種は、中長毛と便宜的に呼ぶことにします。
中長毛の子の場合は、カットは基本的には必要ありません。
しかし、飼い主さんの好みで部分的・全体的にカットをすることがあります。
床に引きずる部分だけカットしてもらうとか、ぴょんぴょんと出てきた毛だけいい感じにカットしてもらうとか。はたまた全体的にバリカンをかけて短くしてもらうとか……
その場合には、カットまで済ませるトリミングはトリミングサロンにお任せし、それ以外で洗いたい時だけお家でシャンプーをすることができます。もちろん、毎回トリミングサロンにお願いして、その都度シャンプーだけかトリミングか選択するのもいいでしょう。
その場合にも、最短で2週間に一度までのシャンプーで抑えましょう。
長毛種は絡まる前に、トリミングをしましょう
シーズーやマルチーズ・シュナウザー・プードル・ビションフリーゼなどの長毛種は、必ずトリミングが必要になります。
長毛種は人間の髪の毛と同じで切らない限り伸び続けるので、シーズーやマルチーズのロングコートにしたい場合を除いては、カットをしてもらわないとなりません。
もちろん勉強してご自分でカットするのもいいですが、大抵の方はトリミングサロンにお願いすることになります。
サイクルとしては、1~2か月に一度です。
長めのふわふわにしている場合には、毎月お願いします。短くすっきりとカットをしてもらっている場合には、もう少し間隔をあけても大丈夫です。
長期間トリミングのタイミングを開ける場合には、お家でシャンプーをすることもあると思います。その場合には、毛が絡まないようにドライヤーを掛けるときにはくしやブラシを使いましょう。
毛玉ができる前に、トリミングに行きましょう!
どの犬種も、【毛が絡む前】に次のトリミングに行きましょう。
毛が長くなると、どうしても毛玉ができてしまいます。
しかし、毎日のようにブラッシングをしていても、毛玉になる子もいれば、全くブラッシングをしなくてもあまり毛玉にならない子もいます。それに関しては、毛の質や動き方による個体差というものとして考えてください。
毛玉ができてしまってからトリミングに行くと、どうしても毛玉を取る作業が必要になり、トリミングサロンによっては追加料金がかかります。
何より、犬に大変負担がかかります。
毛玉を取る作業はどれだけ気を使っていても痛みは生じますし、毛玉ができていた場所の皮膚は引っ張られてしまって赤くなったり炎症を起こしたりする場合があります。
また、毛玉の部分はどうしても毛が薄くなりがちなので、カットの仕上がりが悪くなります。
トリミングの時間もかかってしまうので、犬が疲れてしまいますよね…。
犬のためにも、毛玉ができる前にはトリミングに行きましょう。
まとめ
シャンプー・トリミングはどちらも1~2か月に一度のペースでしましょう。
ご自分でする場合、シャンプーはあまりに安いものや人間のものは避けてください。
直接皮膚に触れるものです。高すぎるものを選ぶことは無いですが、そこそこの価格ものにした方が安心です。